いやぁ・・・参りました。
衝撃的なタイトルですが、釣りでもなんでもありません。
実際にうちであった話です。
最近いじめで自殺した子の写真が賞を取っていたのに取り消しにされた、というニュースありましたよね。
批判が高まったのでまた賞を授与することにしたそうですが。
最初から取り消さずに賞をあげてりゃ美談になったんだろうに、批判を恐れてしたことが逆に批判を招いたって結果に。
「バカじゃないかな!」って思いましたよね。
まぁ、それはおいといて。
そのニュースだけじゃなく、いじめを苦に自殺する子のニュースは多いので、うちの子どもにも「死ぬくらいなら無理に学校行かなくていいんだからね!」っていうことは伝えておこうと旦那とも話してました。
いじめの話のきっかけ
小学校1年生の娘が今日ちょうど、同じマンションの同学年の女の子に「マンションのロビー階で遊ぼう」って誘ってもらったらしいんです。
それがうれしかったらしく、「行ってくる!」って帰ってきた直後にロビー階に向かいました。
娘はお兄ちゃんがいるのでなかなか自分のお友達の家に遊びに行くということがなかなかできてないんです。
どうしても上の子に合わせることが多いので。
部屋を出る前に、何時に待ち合わせたのか聞いたら、「聞いたんだけど答えてくれなかった」っていうんですね。
まぁマンションの下だし大丈夫か、と思って行かせたものの、ちょっと評判の良くない子なので心配になりました。
が、すぐ戻ってきましたw
でも、誘ってくれた子はいなかったみたいで、たまたまそこで会った2年生の子が「25分後くらいじゃない?」と言ったということで「25分後くらいにいってみるー」と帰ってきました。
いつもなら木曜日はお兄ちゃんのお友達の家に、私も娘も一緒に遊びに行くので「どうする?」と聞いたところ、「私は私のお友達と遊びたい」ということでお兄ちゃんだけお友達の家に送って行って、私は娘の様子を見に帰ってきたのです。
帰ってきてすぐロビー階に行ったら、娘は一人でいました。
その姿を見て胸が痛くなりました。
どうにか連絡する方法はないかと、マンションのロビーに部屋番号と住人の名字が載っている一覧表を見てその子の名前を探しましたが、名前はない(載せてない人もいるので)。
部屋番号は聞いてないのかと娘に聞くと、聞いたけど忘れたと。
私もその子のママのことはほとんど知らないので連絡手段もなく、どうすることもできず、戻ってきました。
待ちぼうけにさせとくのもかわいそうなので。来る保証もないしね。
うちの名字は一覧表に載せてるので、遊びたかったらピンポン押すだろうと思いましたしね。
切なかった。まぁまだ小さい子どもだから仕方ないですけどね。
でも、ワクワクして向かった娘の気持ちを考えると母としては悲しい。
今度は待ち合わせの時間と、部屋番号は聞いておいで、ということは伝えておきました。
で、どこからお兄ちゃんの話につながるかというと、その誘ってくれた子が評判が良くない、という話をしたところからです。
息子が自殺を考えた話
お兄ちゃんが娘を誘ってくれた子のことを「あの子は口悪いし、大変やで」というのです。
「登校班で学校行くときも6年生のいうこと全然聞かんし、6年生にも口悪いし、困ってる」「(娘)ちゃんのほうがやさしいから、大丈夫かなー?」と娘を心配する言葉が息子から出てきました。
まぁ、1学期にその6年生の親御さんから「あの子の親ってどんな人か知ってる?」と聞かれたことがあり、その子のことで困ってるという話は聞いていたので、お兄ちゃんの誇張表現ではないと思います。
そこからです。
「ぼくもやさしいほうやから、いろいろ嫌な目に合う」「なんか変なこと言われたり、されたり」。
どんなことがあったのか聞くと、あんまり覚えてないのか言いたくないのか、具体的な内容は聞けませんでしたが。
嫌な目に合わせようとしてやってくる子、そうじゃないけど息子が嫌だと思うことをやる子、半々くらいだそうです。
特定のだれ、というわけではなくいろんな子に息子が関わる中で嫌なことがちょこちょこあって、ストレスが溜まっていったそうです。
「嫌なら嫌って怒ったらええんやで?怒らんかったら嫌だと思ってることが伝わらんかったりするからな?」
とは言いましたが、息子は私が初めて育てた子だからか、私と一緒で自分の気持ちを抑えて我慢する子どもなのです。
上の子だから、というのもあるんでしょうね。
下の子と2歳しか離れてないからまだまだ甘えたい盛りのときに甘えさせてやれず、我慢することを強いてしまった私の責任もあるんだろうなぁと思います。
だから嫌なことがあっても、それをなかなか表現できてないんじゃないかと思っています。
その後、息子をお友達の家に送っていく道すがら、「いじめで自殺する子おるけど、(息子)くんは死んだらいかんで」という話をしました。
私「自殺するくらいなら無理に学校いかんでええしな」
息子「自殺?」
私「自分で死ぬことや」
息子「ぼく考えたことある」
私「え?」
息子「朝、まだだれも起きてきてないときに包丁を持って自分に向けたことがある。6月くらいに」
私「!!!」「ほんまに?」
息子「でも、やっぱり死にたくないって思ってすぐ包丁しまったけど」「歌とか本とか好きやし、まだ死にたくない」
私「(息子)くんは大事な子なんやから死んだらいかんで?パパとママの大事な子なんやからな?(息子)くんが死んだらママどうしたらええかわからんわ」
「つらいこともあるけど、楽しいこともいっぱいあるから。生きてたらあるから」
と涙ぐみながら伝えました。
息子もすこし涙ぐんでました。
まさか小学校三年生の子が自殺を考えたことがあるなんて。
しかも包丁を持つところまで実行していたなんて。ショックでしたね。
全く気付いてませんでした。
私も、自殺を考えたことはあります。「死んだら楽になれるかなぁ、死んだら泣いてくれるかなぁ」くらいですけど。
実際に実行しようとしたことはありません。
死ぬの怖いですからね。
旦那が帰ってきてすぐさま伝えました。
声のトーン落としてた話してたのですが、テレビもつけてなかったので話し声が聞こえていたようで、息子が照れた感じで「もういいよ~言わなくていいよ~」と近づいてきました。
「いやいや、大事なことやけんパパにも伝えとかんと」。
そしたら旦那が息子を抱っこして
「お前はほんまに大事な子なんやで?お前が死んだらパパもママも生きていけんわ」
「親より先に死ぬほど親不孝なことはないからな」
「つらいことがあったらパパやママに言えよ?一人で抱え込むなよ」
「嫌なことするやつは殴ってやったらええんや。親をパパが殴りに行ったるわ」
↑さすがに最後のは「おおげさにされたくなかったらそれはそれで言えばそこまではせんからな?」と私が口出しましたがw
大げさにされたくないから親に言えないって話も聞きますしね。
息子は力を抜いてパパに体重をすっかり預けて、その言葉を聞きながら涙ぐんで、静かに聞いてました。
私の母や、先輩ママに「子どもが大きくなったらなったで、手はかからなくなるけど心配することがだんだん変わっていくよ」と聞いてはいましたが、本当にそうだなぁと改めて思いました。
まだ小学校三年だからと思っていたけど、もう自分の子どもでもわかってないことが多いんだなということを思い知らされました。
今まで、息子のことをあんまり大事だと伝えてやれてなかった気がします。
たぶん、私が同じように上の子だったということで、母からかわいがってもらえなかったから息子にも同じように接してしまうんだと思います。
頭では、かまってもらえないつらさを分かっているんだからかまってやりたいっていう気持ちもあるんです。
でも、私の中のその時にかまってもらえなかった悲しさが、息子をかわいがることを許さなかったんだと思います。
ですが、今回のことで自分にとって息子がどれだけ大切な存在か、心からわかりました。
まだまだ私の中の、悲しみを抱えた子どもの私をいやしきれていませんが、今までとは違う接し方ができるんじゃないかと思います。
改めて、「君は大事な子なんだよ」ということを全力で伝えていきたいなぁと思いました。
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